2011年11月30日水曜日

ニュルンベルク その1

先週末はドイツ滞在最後の週末。どこに行こうかな・・?と迷っていたのですが、少し遠出してニュルンベルクへ。今までニュルンベルクというとニュルンベルク法とニュルンベルク裁判、としか浮かびませんでしたが、ドイツでもっとも有名なクリスマスマーケット(Christkindlesmarkt:クリストキントレスマルクト)が開催される場所だそう。せっかくのクリスマスシーズンだったので行ってみることにしました。

9時6分発のICで出発です。
 カールスルーエからは、カールスルーエ始発ーニュルンベルク終点のICが走っており、3時間半ぐらいで着きます。
 ICはICEに比べて車体が古く、座席が硬いので3時間半はちょっと大変でした。(オットットは出発してすぐ寝ていましたが・・)ニュルンベルク中央駅に到着。
ニュルンベルクは街全体が城壁で囲まれた街です。駅は城壁の外にあるので、街に入るには地下道を通るか、城壁にある門をくぐって入ります。
 まずは手軽にランチをとるべく、広場にあるソーセージ屋さんへ。ニュルンベルクでは他の地域よりも小さいソーセージが名物です。
 こちらはスライスした玉ねぎ、ベイリーフ、クローブ、ニュルンベルクソーセージが酸っぱい汁で煮込んであるSaure Zipfelというものです。初めて食べましたが、なかなか癖になる美味しさでした。オットットは特に気にいった様子。
 食後はLorenzer Platzの周りを散策。土曜日のため野菜や果物を売るマーケットがオープンしています。
 こちらではヌッテラが大人気。食後のおやつにヌッテラのクレープを注文。
川べりのスターバックスの裏にあったFEUERZANGEN Bowleというドイツ最大のグリューワインのタンクを設置しているお店。ニュルンベルクのほかにミュンヘンにもお店があるそう。
 前日に話していたドイツ人の方が、ニュルンベルクはお城からの眺めもオススメ!と言っていたので、クリスマーケットの会場を素通りして日が暮れる前にお城へ。
お城はそれほど高くないのですが、高台に建っているためなかなかいい眺めでした。お城の物見やぐら?らしきものにも登って見れるそうなのですが、この日はもうそろそろ閉館という時間だったので、日曜日に再度くることに。
 川べりをのんびり散策しながら、そろそろ日が暮れてきたのでクリスマスマーケットへ。
 こんな感じでズラーーとHaupt-Markt内にお店が4~5列ぎっしり並んでいます。
一つ一つはそれほど大きくないのですが、お店には所狭しとクリスマス関係のおもちゃや、お菓子が並んでいます。
小腹がすいたので、名物ソーセージを再び。こんな感じでパンにはさんだ状態で売られています。
 クリスマスマーケットが開催されている広場にあるフラウエン教会も綺麗にライトアップされています。
 まだ始まったばかりのクリスマスマーケットですが、週末なのですごい人出で、とっても賑わっていました。
この日は、私たちの昔の知り合いに5年ぶりぐらいに、ニュルンベルグの街中でバッタリ会ったり(しかもカールスルーエの近くに住んでいました!)と、ビックリな出来事もあり、楽しい1日でした。

2011年11月29日火曜日

サンクスギビング?

オットットの同僚からサンクスギビングのポットラックパーティーをするよ!と連絡があり、Durlachに滞在している方の家へ。Durlachでもクリスマスマーケットがオープンしているとのことで、まずはみんなで行ってきました。
 名物グリューワインです。
 カップも場所によってオリジナルのものが提供されており、コレクターもいるそう。
 食べ物のお店もたくさんあります。
 めずらしいお酒を売っているお店。
 ソーセージ!
 焼いてないのも売ってます。ファーマーズマーケットとあまり変わりがない感じです。
 葉っぱが落ちた木に、可愛い飾りがついています。小ぢんまりとした可愛らしいクリスマスマーケットでした。
 オットットの同僚宅に戻ってご飯の準備です。
メインのオーブン料理たちが順番にオーブンへ。
 マッシュスイートポテトのピーカンナッツ添え、スピナッチパイ、チキン、グリーンビーン。アメリカ人は7人中2人だけですが、なんとなくサンクスギビングらしいご飯に。
 綺麗にデコレーションされたテーブル。欧米の人はこの手のデコレーションが上手です。
盛りつけると豪華です。私はオットットのリクエストでサーモンのてまり寿司(サーモンボール)とスパムむすび、リンゴとフルーツケーキ持参しました。特にフルーツケーキはブランデーがしっかりついた味で大好評でした。ドイツ人、イギリス人、韓国人、アメリカ人、日本人とかなりの混ざり具合で、なんとキムチも登場するなど、多国籍の料理でしたが完食です!
デザートの後の締めはドイツ人の方が持ってきてくださったチーズとオリーブです。この並べ方がまたかっこいいね!とオットット。チーズの産地の説明もしてくださり、ゆっくりとチーズとオリーブを楽しみました。

der Vogelbrau & Ettlingen

11/20はゲストハウスの日本人の方2組とお食事に。カールスルーエは意外にも日本人の割合が多く、シアトルより多い雰囲気があります。この日はこちらに長く滞在されている方のお勧めの一軒に連れて行ってもらいました。
 ホーゲルブロイというレストランです。醸造所併設のレストランで、ビールはできたてというお店です。
カツを注文。連れて行って下さった方がドイツ語のメニューを解説してくださったので、初めてバクチでなく注文ができました。オットットはお魚を注文。すっごいおいしー!とパクパク。。ちょびっとしか分けてもらえませんでした。
食べて飲んで話してと、とっても楽しい時間でした。KITは非常に大きい研究所なので、今回一緒に行った方はオットットとは分野が違う方たちで、その方の話に興味津々のオットットでした。

たっぷり食べてしまったので、夕方に運動がてら、レストランに連れ行ってくださった方オススメのエトリンゲンへ。
 家からトラムで20分ほどの隣町です。
 川が街の真ん中を流れ、古くはないのですが、綺麗に整備された街並みが広がっています。
 歩行者天国が街の中央にあって、のんびり歩けて楽しいところと聞いていたとおり、素敵なお店が歩行者天国沿いにあり、日曜日でお店が閉まっているにもかかわらず歩いている人がたくさんいました。
 中央広場近くの教会
 喉が渇いたので、アイスクリームを1€で購入。こちらはアイスクリームが安いです。ヨーグルト味(オットット選択)はさっぱりとしていて、とっても美味しかったです。
 日が暮れる頃には川沿いもライトアップされ、ちょっと幻想的な雰囲気に。ちょっとした週末散歩に絶好の場所でした。
日が沈んで寒くなってきたのでカールスルーヘ市街に戻りました。

ストラスブール その2

すこし間があいてしまいましたが、ストラスブールの午後について・・

フランス側から見ると、ドイツに最も近いところで、ドイツらしい料理が楽しめるところとして有名ですが、ドイツ側からみれば、ドイツから最も近いフランスで、フランス料理を楽しめるところです。
ストラスブールはランチでも予約がいるところが多く、2軒ほど敗退。大聖堂前のラ・メゾン・カメルツェルというレストランへ。
このレストランの建物自体も歴史があるそう。
 内装も凝っています。
 アルザス名物・シュークルート(後で知ったのですが、ザワークラウトのフランス語読みだそう)が有名なお店らしいのですが、ソーセージ以外が食べたかったので、あえてソーセージ以外を選択。前菜にはストラスブールの名物フォアグラ。シェアしたいといったら、綺麗に半分に盛り付けて出してくれました。
 オットットの頼んだ鶏肉のクリーム煮?らしきもの。やっぱり国境越えると味がフランスになるね!と美味しそうに食べていました。
 私のは牛肉のワイン煮らしきもの。栗やナッツが一緒に煮込んであり、秋らしい料理で美味しかったです。
 一緒に行ったMさんは、カリフラワーのスープにサラダ。スープだけでも結構なボリュームがありました。さすが観光地にあるレストランだけあって、ウェイターさんは英語が通じ、スープとサラダをどの順番で出して欲しいか、シェアするかどうかを聞いてくれるなど、とても親切で居心地良く、ゆっくりと食事を楽しめました。
食事の後は散歩です。レストラン近くのグーテンベルク広場へ。活版印刷で有名なドイツ人のグーテンベルグですが、ストラスブールに移住していたことがあったようで、この広場があるそう。
広げてある紙に何が書いあるのかな?と話していた私たち、後から調べたところ旧約聖書の一説「そして、光が現れた」と印刷された聖書を広げて見せているとのことでした。オットットの推測は「量産品」。グーテンベルグのおかげで大量印刷ができるようになったので、間違ってはいませんが・・・
 オットットが川沿いが綺麗だよと教えてくれたので、川沿いのプチフランスへ。途中でとっても見慣れたものを発見。
 ストラスブールの旧市街を囲む川は、高低差があり、船の行き来の際に水位を調節する設備があります。まさにシアトルのバラードにあるLocksと同じ設備をフランスでみることになり、少し不思議な気分。
 観光用の船がギリギリ一杯の幅で入ってきました。
 水位が上がったらゲートを開けて出ていきます。水の出し入れなどはバラードのLocksより古い感じでポンプを使うのでなは無く、水位差を利用して水の出し入れをしているようでした。
 帰りのTGVに乗る前にお土産のケーキ。どれも見た目に美しく、とっても美味しかったです。