2013年5月12日日曜日

シュパーゲル

ドイツの春の味覚といえばなんと言ってもシュパーゲル(白いアスパラガス)です(オットットのドイツ人の友人はイチゴだと言っていましたが・・・)。Karlsruheはドイツのシュパーゲル街道と呼ばれるシュパーゲル生産地の一地域のため地物が簡単に手に入ります。シーズンが始まるとスーパーではこんな機械もお目見えします。かなり大きな機械で、最初はなんだかさっぱりでしたが、シュパーゲルの自動皮むき機です。左からシュパーゲルを1本づつ入れていくと、右から綺麗に皮がむかれたシュパーゲルが水の中に落ちる仕組みです。
地物のシュパーゲルが出回る時期は4月中旬ごろから、6月24日(洗礼者ヨハネの祝日)までと意外に長く、値段もかなり変動します。オットットいわく、日本のフキノトウのようなもので、春になると一度は食べないとね!とのことなので、この日は珍しくドイツ風の晩御飯に・・・
これで大体6ユーロぐらいです。まずは皮をピーラーで剥いて、剥いた皮、バター、砂糖、塩と一緒に鍋に入れ10分程度茹でます。他にもグラタンにしたりとか、サラダにしたりといろいろあるようですが、この調理方法が一番メジャーで簡単です。(茹で汁は後日シュパーゲルスープにして完食)
出来合いのオランデソースをかけて、付け合わせはドイツらしく豚肉(ローズマリー風味)、ジャガイモ、ニンジンです。
お米を合わせようと思ったのですが、なんとなくボンヤリしたオランデソースにお米は合わない気がしたので、珍しくパンの夕食です。付け合わせはザワークラウト風キャベツです(乳酸発酵させたのではなく、酢で味付けしたので・・・)。
普段は全く食べたいと思わないシュパーゲルですが、やっぱり旬のものはおいしいので、春にドイツにいると必ず一度は食べたくなる味です。