2013年5月20日月曜日

パンの材料(ドイツの小麦粉)

こちらで食パンを作るようになったので、その際に使っている小麦粉(Weizenmehl)とその他の材料の覚書です。

[小麦粉]
ドイツの小麦粉は日本とはまったく違った基準で分けられており、初めは何が何だかさっぱりでした。
日本の小麦はグルテン量の差で薄力粉(7~8%)<中力粉(8~10%)<強力粉(10~13%)となっており、アメリカの小麦も日本とよく似た分け方で、Cake flour<All purpose flour<Bread flourとなっており使い分けにそれほど困りません。
一方、ドイツの小麦粉はミネラル量で種類分けされており、スーパーでみるだけでもミネラル含有量の少ないほうからType405, Type550, Type630, Type1050と分れており、さらに小麦粉も普通の小麦(Weizen)の他にもディンケル(Dinkel)、ライ麦(Roggen)といった別の種類の小麦粉もあり、小麦粉一つ選ぶのに一苦労でした。

日本風食パン用には、グルテン含有量(小麦タンパク)の高いもの&ミネラル量が低いものが日本の強力粉に近そうなので、ミネラル量の少ないType405の中でタンパク量=Eiweiß量の多いものを使ってみることに。通常のType405のEiweißの量は9g/100gぐらいなので、スーパーで片っ端から小麦粉の成分表ラベルをチェックしてEiweiß量が多めのものを選んでみました。下記の物は問題なく膨らみ、フワフワに仕上がりました。

 こちらはEDEKAで買ったType405の小麦粉。Eiweißが12.8g/100gと多め。
こちらはフランスの街、Wissembourgで買った小麦粉。Karlsruheはフランス国境にとても近いので、ローカル電車で1時間も走ればフランスの街に行けます。こちらはProtein量が15.6とかなり多めで最強力粉相当です。
 こちらはREWEで買ったType405の小麦粉。こちらもEiweißが12g/100gと多め。

砂糖(Zucker)、塩(Salz)は普段料理に使っているもので問題なく使えています。

[イースト]
イースト(Hefe)は生イーストがスーパーの冷蔵売り場で小分けになって売っているのでそれを使用しています。最初は使い方に戸惑いましたが、最初に菌が生きているかだけ確認すれば、あとは特に失敗なく膨らむので便利です(発酵中の際の匂いは結構しますが・・・焼けばなくなります)。
生イーストはひと固まりで500~1000gの小麦粉に十分な量とかいてあるのですが、我が家では一斤(小麦粉300g)に対して、イースト1/4ぐらいで十分膨らむので、1つで4回分で1週間で使いきりです。

[バター]
バターはドイツでは無塩バターが主流なのか、有塩バターより沢山並んでます。(最初はまったく気づかず、無塩バターをパンに塗って食べていました)有塩バターの場合はどこかに「gesalzen」とか「mit Meersalz」と書いてあり、無塩の場合は特に表記がないような気がします。とりあえずパンを作るときにはSauerrahmbutterと書いてある発酵無塩バターを使っています。

2013年5月18日土曜日

松竹:日本食材店

Karlsruheには日本の食材を売っているアジア系のお店が何件かあり、さらに醤油や海苔などは普通のスーパーで売っているため、割高感は否めませんがそれほど日本食材には不自由していませんでした。
しかし最近オットットの好物だったMORI-NUの本にがり豆腐が見当たらなくなってしまったので、日本人が沢山在住しているデュッセルドルフの日本食材店松竹に今回初めて注文してみました。サイトは英語・ドイツ語・日本語・韓国語で提供されており、50ユーロ以上買うと常温便でドイツ国内なら送料無料といううれしいサービス付きです。さすが日本食材店だけあって、素晴らしい品揃え。さらにKarlsruheより値段が少し安めなところもうれしいです。
豆腐、麺つゆ、酢、味噌、お米、キムチ、お稲荷さん(近所で豆腐は売っていても油揚げはないので・・・)などを注文し、アメリカのPaypalアカウントで支払いもできました。(Billing&Shipping addressがアメリカ固定になっている関係でドイツのアウトドアショップのサイトではPaypalで買い物ができず・・・松竹では決済の際にメモ欄にshipping address変更のお願いを書いておいたらきちんとドイツの住所に届きました)
 こちらがオットットお気に入りの豆腐。絹ごしです

欧州産(イタリア)のこしひかり!ネーミングはやっぱりおかしな感じですが、普通においしいです。
セールになっていたので、お試しで購入。手軽でよかったです。酢飯にホースラディッシュをドカッと入れたら、わさび稲荷のようで意外な美味しさ。お稲荷さんはこちらでは売っていないので(甘い味付けが受け付けないのかな?)久々に食べました。
注文から2営業日程度と迅速に届き、一つ一つプチプチや紙で包んであるとても丁寧な梱包でした。
お米も2人だと一か月で5キロ近く(以上?)は食べるので、次回の滞在時にもぜひ利用したいです。

2013年5月17日金曜日

食パン

ドイツパンというと、すこし酸味があり硬くてどっしりとしたパンが主流です。私はドイツパンが結構好きでちょくちょく食べているのですが、アメリカのサワードウも食べられないオットットにドイツパンのハードルはかなり高いのか、もっぱらカイザーパンやフォカッチャといった白いパンのみを朝食に食べています。スーパーにはトーストもあるにはあるのですが(American Sandwich Toastという名前)、超薄切りなうえ、賞味期限が異様に長いので、こわくて買えません・・・とりあえず酸っぱさがないだけまだいいらしいのですが、寝ぼけた状態ではパンの硬さが顎に厳しいのか、いつもの半分程度しか食べられず「日本のふわふわの食パン・・・」と恋しそう。

ドイツでの日本風の食パン作りは小麦粉の種類の違いからかなり難しいと、いろんな在独の方のサイトに書いてあったのですが、Eiweißの多めなType405の小麦粉でとりあえず試してみたところ、意外にもアメリカの小麦粉よりもフワフワな食パンができました。(シアトルのはPana製HB使用なのですが・・・)
前の住人が料理好きだったのか、妙に充実しているキッチンからパウンドケーキの型らしきもの、麺棒、ドウフック付きハンドミキサー、作業台を掘り出して、Cookpadのこちらの配合比を使って作ってみました。

 ハンドミキサーで捏ね中
一次発酵前
 一次発酵終了時
蓋つきシリコンスチーマーに入れて発酵すると、乾燥せず、なおかつ生地離れがよく便利)
ガス抜き後
ベンチタイム後、 整形して二次発酵
(発酵機能なしのオーブンなので、温度と湿度キープのためお湯を入れた鍋を一緒に入れます)
二次発酵終了
 普通の食パン、結構釜伸びよくできました。
ブドウ入り食パン、こちらのほうがふわふわ度が高い気がします。ブドウのおかげ?

手捏ねの場合生地にグルテン膜ができるまでしっかりこねるが大変ですが、ハンドミキサーでやってしまうので、作業自体は20分ぐらいで、あとはちょくちょく発酵具合を確認するぐらいと楽ちんです。
ブドウ食パンを食べたオットットによると、「日本の食パンとちょっと香りが違うけど、フワフワしている!」とのこと。オットットの朝食の量も元通りになり、とりあえずパン問題は解決です。

2013年5月15日水曜日

コーヒー

ドイツがコーヒー大国だということをドイツに来て初めて知ったのですが、街中のコーヒー店の数、スーパーでのコーヒーの種類や電気屋SATURNでのコーヒーやエスプレッソマシンの売り場の規模からも確かに、ドイツ人がコーヒー好きであることがわかります。
我が家でもコーヒーは必需品のため、コーヒー豆は切らさないように常備してあります。オットットのお気に入りはもちろん飲み慣れたスターバックスなのですが、やはり輸入品?の所為か8ユーロ/250gとびっくりするぐらいドイツでは高いので代替品を見つけることに。
スーパーで一番よく見かけるのがカフェクレマ用なるものですが、イマイチ私たちの好みのものが見つからず、邪道とは知りつつ自分でブレンドすることにしました。
ベースはTchiboというドイツのコーヒー豆屋さんのGUATEMALA GRANDE 500g
(Tchiboはかなり多角経営をしていて、コーヒーを売っている傍らで、服や携帯電話、ガーデニング用品などが週替わりで店頭にならぶ、ちょっと変わったお店です)
 コーヒーに苦みが欲しいとのことなので、Karlsruheの隣町ETTLINGENのコーヒー屋さんのEspresso N0.5 250gです。
この2つをジップロックに全部いれてジャカジャカふって完成です。すこし酸味が強く出る日もありますが、だいたい美味しいコーヒーが入れられるので満足しています。

2013年5月12日日曜日

シュパーゲル

ドイツの春の味覚といえばなんと言ってもシュパーゲル(白いアスパラガス)です(オットットのドイツ人の友人はイチゴだと言っていましたが・・・)。Karlsruheはドイツのシュパーゲル街道と呼ばれるシュパーゲル生産地の一地域のため地物が簡単に手に入ります。シーズンが始まるとスーパーではこんな機械もお目見えします。かなり大きな機械で、最初はなんだかさっぱりでしたが、シュパーゲルの自動皮むき機です。左からシュパーゲルを1本づつ入れていくと、右から綺麗に皮がむかれたシュパーゲルが水の中に落ちる仕組みです。
地物のシュパーゲルが出回る時期は4月中旬ごろから、6月24日(洗礼者ヨハネの祝日)までと意外に長く、値段もかなり変動します。オットットいわく、日本のフキノトウのようなもので、春になると一度は食べないとね!とのことなので、この日は珍しくドイツ風の晩御飯に・・・
これで大体6ユーロぐらいです。まずは皮をピーラーで剥いて、剥いた皮、バター、砂糖、塩と一緒に鍋に入れ10分程度茹でます。他にもグラタンにしたりとか、サラダにしたりといろいろあるようですが、この調理方法が一番メジャーで簡単です。(茹で汁は後日シュパーゲルスープにして完食)
出来合いのオランデソースをかけて、付け合わせはドイツらしく豚肉(ローズマリー風味)、ジャガイモ、ニンジンです。
お米を合わせようと思ったのですが、なんとなくボンヤリしたオランデソースにお米は合わない気がしたので、珍しくパンの夕食です。付け合わせはザワークラウト風キャベツです(乳酸発酵させたのではなく、酢で味付けしたので・・・)。
普段は全く食べたいと思わないシュパーゲルですが、やっぱり旬のものはおいしいので、春にドイツにいると必ず一度は食べたくなる味です。

2013年5月10日金曜日

サバ

ドイツでもお米と味噌汁をメインに食べている私たちのお気に入りといえば、こちらの燻製サバです。スーパーの魚売り場で1本4ユーロ程度で手軽に手に入ります。
最初見た時は魚らしくない金色の色合いに圧倒されましたが、サバらしい顔つきと縞模様、名前もMakrele(英語だとサバはMackerelなのでそっくり・・・)とあったので、試しに買ってみたところかなり美味しく、我が家のご馳走の一つになりました。いつ買っても結構丸々と太ったサバで、さらに燻製のせいか味が濃いので、半身を二人で分けるぐらいで丁度いいです。
レンジで1分程度あたためて、ご飯にのせて食べると本当に美味しいです。

2013年5月9日木曜日

携帯電話のチャージ


オットットも私もVodafoneの携帯電話を使用してるのですが、プリペイドのためちょくちょくチャージする必要があります。特にオットットの携帯は今滞在からスマートフォンにしたため、頻繁にチャージする必要があります。

チャージはdm(薬局)などで15ユーロ、または25ユーロのカードがあるので(大抵レジ周辺)、それをレジに持って行くと15桁のCash codeが付いた長いレシートがもらえます。
Cash Codeを携帯電話経由でアクティベートしてあげればいいのですが、レシートに書いてある方法だとドイツ語のガイダンスを聞いて操作しなくてはならないので、ドイツ語のアナウンスを聞かなくてもできる下記の方法で入金&確認をしています。

チャージ方法
*100*15桁のキャシュコード# ->通話ボタン

残高確認方法
*100# ->通話ボタン

オットットはいつまでたってもこの方法が覚えられず、携帯の残額がなくなると、「チャージして!」と持ってくるので、今後のための覚書として残すことにしました。

2013年5月8日水曜日

ゴミの分別

Durlachのアパートに住み始めた際に、大家さんからごみの分別について教えてもらいました。
分け方としてはこんな感じで、結構細かく分ける必要があります。
  • ペットボトル
  • ビン
  • 電池
  • 綺麗な紙
  • リサイクル(紙、プラスチック、缶、木材など)
  • 生ごみ
  • 生活ごみ(上記以外のもの全部)
飲み物のペットボトルとビンでデポジット込の物はスーパーの専用の返却機に返します。

調味料などが入っている瓶やワインボトルは街なかにある専用のごみ箱に入れます。
面白いのは瓶の色ごとに回収ボックスが違い、緑色(Grün)、茶色(braun)、白・透明?(weiss)の3つに分けられています。
 電池も街なかに専用の回収箱にいれます

綺麗な紙(包装用紙や新聞など)はアパートの地下の専用置場に置きに行きます。

リサイクルはアパートの前の赤色(Rot)の蓋のボックス[Wertstoffe=Recyclables]
生ごみは緑色(Grün)の蓋のボックス[Bioabfälle=Biodegradable Waste]
生活ごみは灰色(Grau)の蓋のボックス[Restmüll=Residual Waste]
と分けられており、分けるのは少し面倒ですが、収集日に関係なく毎日入れることができるのでとても便利です。